見たくないもの、知りたくないものを、見たり、知ったりするのはとても面倒くさい。
目をそらし、耳を塞ぎさえすれば楽に暮らせるなら、誰が見たり聞いたりするだろう。
知りさえすれば考えられるけれど。考えても独りじゃどうにもできないから。
そりゃあそうだ、そりゃあそうだ、かしこい生き方だ。
楽しいのは一番だ。楽なら最高だ。
それで何かあったとき、テレビが腰抜けのせい、賢い人のはずなのに選択を間違ったせい、と言ったってそれはむちゃくちゃだ。自分じゃ何も決めていないのに、と思って言ってるのだろう。
違うのだ。あなたは立派に選択したのだ。
見ない、知らない、考えない、人の後についていく、と。
その結末はもう選べない。
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